こんにちは、さくらいろ矯正歯科クリニックです🌸
今回は、悪い歯並び(不正咬合)についてご紹介したいと思います。
歯並びが悪いといってもいろいろな種類の歯並びがあります。歯と歯がうまく噛み合っていなかったり、歯ががたがたに並んでいたり、隙間が空いていたり・・・このように悪い歯並びの状態を「不正咬合」といいます。
不正咬合の種類
上顎前突(出っ歯)
上顎前突とはいわゆる「出っ歯」と呼ばれる不正咬合で、上の前歯が下の前歯より突き出ている歯並びのことです。上顎前突になると、口が閉じにくくなるため、口呼吸やドライマウスになりやすく、口臭や虫歯、歯周病などのリスクが高くなってしまいます。また、見た目を気にする人も多く、メンタル面への影響も懸念されます。
反対咬合・下顎前突(受け口)
反対咬合・下顎前突とはいわゆる「受け口」と呼ばれる不正咬合で、下の前歯や下顎全体が前方に突き出ている状態を言います。
咀嚼機能が低下したり、「サ行」の発音が不明瞭になったりするなど、さまざまな悪影響が起こります。
下顎前突の原因は、遺伝的な要因の他、舌癖・口呼吸など後天的な要因も関係します。また、こどもの下顎前突では、下顎が邪魔をして上顎が正常に育たないことがあり、症状の悪化が懸念されます。
開咬(オープンバイト)
開咬とは奥歯を咬んで口を閉じようとしても上の前歯と下の前歯に隙間ができて噛み合わず、口が閉じられない歯並びのことです。
前歯が噛み合わないため、前歯で噛むことができません。そのため、奥歯に過度な負担をかけてしまいます。また、口の中が乾燥しやすい、滑舌が悪くなるといった悪影響があります。
開咬の原因には、哺乳瓶やおしゃぶりの長期的使用、指しゃぶり、よく噛まないことなどが挙げられます。
過蓋咬合(ディープバイト)
過蓋咬合とは上下の歯の咬み合わせが深くなっている歯並びのことです。
噛み合わせが深く、下の歯を覆い隠しているような状態であり、噛み合わせた時に下の前歯がほとんど見えなくなってしまいます。
前歯で噛み切ることができない、虫歯や歯周病、顎関節症になりやすい、といった悪影響があります。
過蓋咬合の原因はさまざまですが、上顎と下顎の大きさのバランスが悪いことなどが挙げられます。
叢生(凸凹歯)
叢生とは歯が生えている方向が一定ではなくバラバラで、歯列の一部分に凹凸が見られたり、重なり合ったりしている歯並びのことです。「八重歯(やえば)」も叢生に含まれます。
顎の大きさと歯の大きさのバランスが悪い(歯が生える十分なスペースがない)ことなどが原因です。
遺伝的な要因によって引き起こされることがあります。家族に叢生の方がいる場合、自分自身も叢生になる可能性が高くなります。
空隙歯列
空隙歯列とは歯と歯の間にすき間ができている、いわゆる「すきっ歯」のことを指します。顎の大きさに比べて歯が小さい、あるいは歯の本数が不足していることなどが原因で起こります。
サ行やタ行の発音が不明瞭になる、歯のすき間に汚れが溜まりやすく虫歯や歯周病のリスクが高まるなどの悪影響が起こります。程度によって異なりますが、部分的な矯正治療で改善できる場合もあります。
不正咬合を改善することができる唯一の方法”矯正治療”
今回さまざまな不正咬合をご紹介してきましたが、ご紹介した中にご自身の歯並びに近いものはありましたか?ご自身に当てはまる不正咬合がありましたら、ぜひ当院にご相談ください。